SNSで見かけるグレイヘアの女性たち。「同じ白髪でも、どうしてこうも違うかなぁ~」と自分の白髪との違いに、心の中でため息ついちゃう。
あっ、素材が違うとかいきなり核心をつかないで(笑)
白髪がかっこよく見える女性って、みんな自分をしっかり持っていて、自分らしさを大切にしている人ばかり。
私のように人目を気にしちゃうような次元にはすでにいなくて、孤高の存在って感じがします。
今はグレイヘアにするほどの思い切りのよさなんてない。でもいつか、自信をもって白髪を楽しめる女性になりたい。
そんな思いから、白髪がかっこいい女性になるためのポイントを考察してみました。
- 白髪がかっこいい女性に共通するのは自分らしさ
- 姿勢・好奇心・ヘアケアこそ理想のグレイヘアへの近道
白髪がかっこいい女性は自分軸がぶれてない
諦めの白髪じゃない
ちゃんと手入れしてる白髪と、何もしてない白髪。
この違いって、見た目以上に気持ちが表れますね。どこかに「もうどうでもいいや」っていう空気があると、やっぱり見ててもわかっちゃう。
私、自分の中にある諦めを正当化したくなくて。諦めがあると、どうせ私なんて思考になりやすいでしょ。
そうなると、そこから気持ちを盛り返すのってなかなかしんどいなって。

「どうせ私は」よりは、「どうせなら活かせないか?」って思いたい。その前向きさが、グレイヘアを素敵に見せるエッセンスだと思ってます。
もちろん完璧じゃなくていいんですよ。でも諦めからくるズボラは違うってことは分かります。それやっちゃうと、同じ白髪でも一気に印象変わっちゃうので。
特別な理由もないのに見た目に無頓着すぎるのは、ありのままの美しさや素敵さには直結しないと私は思っています。
老いの象徴である白髪を楽しもうとしている姿が、見ていて「かっこいいな」って感じるところなんですよね。
自分に合わないものは無理に拾わない
グレイヘアがかっこよく見える人って、自分の合う・合わないがはっきりしてる人が多いと気づきました。
流行をそのまま取り入れるより、「今の自分に似合うものって何だろう?」ってちゃんと考えてる。
無理に若く見せようとしたり、単なる誰かのコピーになったりせずに、「これは今の私にはしっくりこない」と思ったら迷わず引く。そういう感覚がバツグンに冴えてるなって。
合う・合わないという取捨選択の積み重ねが、グレイヘアでも素敵に見えることにつながってるんじゃないかなと思います。
年齢から自分を切り離している
「染めてたらもっと若く見えるのに」とか、「◯歳だからこうあるべき」という声を全然気にせず、自分を年齢で縛ることがない人ってやっぱり強い。
そのおかげで興味のあることにためらいなく飛び込めるし。

そういう人って今日が人生で一番楽しいと言える人生を歩んでそうじゃないですか?
達観した姿はキラキラしていてまぶしいくらい。私もいずれはこのレベルを目指したいです。
年齢や外見に縛られず、外野の声も気にせず、自分らしく生きることを楽しんでいる人って、周りから見てもオーラでそれが伝わってきます。
普通の女性でも白髪を楽しむ要素はきっとある。
グレイヘアって芸能人の例ばかりであまり参考にしにくくないですか?
芸能人って働き方からして特殊だし、プロのスタイリストさんやメイクさんありきだし、お金の掛け方だって桁違いだし。
見た目の美しさはさておき、せめて3つのポイントさえ押さえてたら、内面から醸しだすオーラくらいは目指せるのではないかと思うんです。
姿勢がいいだけで印象は変えられる
どんなにキレイな人・かっこいい人でも、姿勢が悪いだけでちょっと残念に見えちゃいます。逆にピンと背筋が伸びているだけで、それだけで「なんか素敵」って思えませんか?
年齢を重ねると筋力が落ちて、いい姿勢を保つのがだんだん難しくなってくるもの。だからこそ、姿勢を意識しているかどうかって、見た目にすごく差が出るなと感じます。
素敵なグレイヘアに似合うための体づくりも大事かなって。
体型の変化はすぐにどうこうできないけど、姿勢なら今日から意識すれば変えられますよね。
普段から背筋を伸ばして過ごすと、体にちょっとした負荷がかかっている状態になり、背中からお腹周りのぜい肉予防にも効果アリ。
ちなみに私は運動が苦手で、健康のためとわかっていてもなかなか続きません。ストレッチですら、体調を崩したときに一回やめると、もう再開できないタイプです。その代わり、普段の姿勢を正すのを数年前から続けています。
最初は意識してピンと背筋を伸ばしていたのが、今では逆に猫背でスマホを見てると疲れるようになってきて、「あ、正しい姿勢のほうがラクかも」って思えるようになりました。
白髪があって背中も丸まってると、お年寄り感ただよってきません?普段の姿勢がその人の印象を作ってるんですよ。

「姿勢がきれいなあなた」って、声をかけてもらったことがあります。普通に声をかけられるより気分がいい(笑)
そのときに思ったんです。姿勢って意外と見られてるし、それだけで印象付けされるんだなって。姿勢のいいグレイヘアの人なら3割増しくらいによく見えますもん。
好奇心と感性重視で選ぶ服
かっこいいグレイヘアの女性って髪だけじゃなく、ファッションにも目がいきますね。
個人的に【グレイヘア×鮮やかな色の服】の組み合わせって外国のマダムっぽい感じで好きなんです。日本ではあまりお見かけしないのが残念ですが。

グレイヘアにしてから今まで着ようとも思わなかった色の服を選ぶようになったという話を聞きますし、やっぱりインパクトある髪にはインパクトある色をぶつけてみたくなるのでしょうか。
金髪とはまた違った、グレイヘアだからこそ楽しめるコーディネートもあるはず。地味ーな色合いだと髪色だけ浮いてる気がして。
あなたは楽ちんだからという理由で選んでいる服とかありませんか?私は大いにありますね。

肩が凝らないコートとか、どんな服にも合わせやすいスニーカーとか、動きやすさや心地よさ重視のコーデに食指が動く(笑)
機能性大事だし楽なんですが、正直おもしろみがないんですよね。どうも日常生活の延長感が強くて。
若いときほど普段は着ない服にチャレンジしなくなったなぁとしみじみ。
だからこそたまには好奇心にまかせて、自分をきれいに見せてくれる服を選ぶのもいいんじゃないかな。
とくに色選びは「派手かな?」なんて気にせず、自分が「これ、きれい!」と心のままに思った色を取り入れてみるのって大事ですね。ワクワク感が半端ないんだもの。ときめきって案外バカにできないなって思って。
年齢のせいにして、直感をないがしろにするのはもったいないです。自分の感性を優先して選ぶ服こそ、日常にハリを持たせてくれる気がします。
白髪だからこそヘアケアを頑張る
グレイヘアって、髪の毛の量も十分あって、ふわっとした立ち上がりやしなやかさが大事。
たとえ白髪交じりでも健康な髪が生えてくるベースを作るようにする。少ない髪の量だったり、傷んだ髪だと、どうしても気分が上がらないですしね。
私は食事の栄養バランスを意識している(つもり)ですが、やっぱりそう簡単には白髪は黒くなってくれません。
でも抜け毛が大量でもへっちゃらなくらい髪の量は安定しているし、髪のダメージも少ないから「髪にとってはいい食事なんだろうな」くらいに思うようにしています。
単に剛毛なだけかもしれないけど(笑)
シャンプーは地肌をていねいに、トリートメントは毛先を重点的に。地味だけどささやかな積み重ねが、素敵なグレイヘアになれると信じて、これからも続けていくつもりです。
まとめ
改めて整理してみると、グレイヘアがかっこいい女性は、
- 自分を持っている人
- 自分の感性を大事にしている人
私自身、白髪の割合はおそらく3〜4割程度ですが、グレイヘアにする勇気はまだありません。
以前は根元に白髪が少し顔を出すだけで焦ってしまうほど、白髪に余裕を持てませんでした。

そんな私が体調と髪の健康のため、長年使っていた白髪染めから白髪染めトリートメントに移行してから、少しずつ白髪を許容できるようになってきました。いずれは染めるのをやめるのが目標です。
心の持ちようで白髪に肯定的になれるなら、そう遠くない将来私でもグレイヘアが実現できそうかもと思ったんです。
白髪である自分を受け入れつつ、日々の小さな努力を続けていく先に、憧れのグレイヘアがあるんですね。
なにも芸能人のようになりたいのじゃなくて、自分が目指す自分らしいかっこよさを追求していきたい。きっとそんな人が大半ですよね。
だから着実に来る老いも、「こっちから喜んでなってやるわ~」ってマインドでやっていくつもりです。