こういった疑問に答えます。
私はアラフォーになり、思い切って白髪染めをやめました。
その代わりにカラートリートメントに切り替えたのですが、これが大正解でした。
もちろん自分にぴったりのカラートリートメントを見つける必要はありますが、それを差し引いても「もっと早く切り替えればよかった!」と心から思っています。
私は子どものころから約30年もの間、白髪に悩まされてきました。
最近になって白髪染めからカラートリートメントに切り替えたので、その使用感や心境の変化をリアルにお伝えします。
アラフォーからは白髪を隠すためだけの白髪染めではなく、髪や頭皮もプラスで労わるヘアケアにシフトすることが大切だと感じています。
年齢を重ねると、白髪だけが髪の悩みではなくなります。
後悔しないよう、今からでも自分の髪を大切にしてあげましょう。
白髪染めをやめカラートリートメントに移行して1ヶ月心境の変化は?
カラートリートメントは、染めた後の色持ちが白髪染めよりも短いのが特徴です。
だいたい4〜5日で根元の退色が分かるようになります。
ただそれで毎回すぐに染め直しているかというと、そうでもありません。
むしろ少しぼかしたような状態に慣れてしまい、多少白髪が見えていても気にならなくなりました。
もともと市販の白髪染めを長年使っていたヘビーユーザーでしたが、移行してからは一度も白髪染めを買ったり使ったりしていません。
カラートリートメントでも思ったより色が入ったことが、白髪染めをやめられた理由です。
使い始める前は「白髪が思うように染まらなかったら、また白髪染めに戻るかも」と心配していました。
実際は白髪染めとの差がほとんど分からず、戻る必要性を感じないくらいの仕上がりでした。
多分もう白髪染めには戻らないでしょう。
以前は少しでも白髪が目立つと、次の白髪染めまでの間白髪隠しのアイテムが手放せませんでした。
これを使って週末までしのぐのが当たり前でしたが、今では白髪隠しも全く使わなくなり、洗面所に置きっぱなしの状態です。
カラートリートメントに移行することで、白髪へのこだわりやストレスがぐっと減りました。
カラートリートメントってぶっちゃけどうなの?
色持ちはよくないけど落ち方は思ったほどひどくはない
白髪染めは色が抜けにくいのに対して、カラートリートメントはゆるやかに色が抜けていきます。
とはいえすぐに「あっ、白髪!」と分かるような状態にはならないから安心です。
色が抜けた後も白髪がなじむ感じで目立ちません。
例えるなら、少しお高めのファンデーションに似ています。どれだけ高価でも化粧くずれはしますが、そのくずれ方が汚くない感じ。
「思ったより悪くないな」というのが正直な感想ですね。
私が使っているアッシュブラウンも、色落ちしても赤っぽくならず、不自然さがないのが良かったです。
メーカーにもよりますが、黒髪だとアッシュブラウン系の色がハズレがない印象。
ブラック系よりも重すぎず、黒髪となじんでくれるものが多いのでアッシュブラウンばっかり使ってます。
コスト面では市販の白髪染めに比べると割高です。
市販の白髪染めは1000円ほどで手に入るものが多いのに対して、カラートリートメントは3000~5000円ほどと、3~5倍の値段がします。
でも髪を労わりながら白髪も隠せることを考えると、このコストは納得できる部分でもあります。
美容院で月一トリートメント&ヘアカラーをするのと比べたら、コスパはいいですね。
年齢を重ねると髪の悩みは白髪だけでは済まなくなることを考えると、頭皮や髪を痛める白髪染めにこだわり続ける必要はないのでは?とも思います。
黒髪に色が入らないのでカラーチェンジには向かない
もともと染めていない黒髪にはカラートリートメントの色は入りません。
もとの地毛よりも明るくなることはなく、影響を受けるのは白髪やすでに明るく染めた髪だけです。
地毛との相性を考えると、初めから暗めのカラーを選んだ方が自然に仕上がると思い、私はいろいろなメーカーのアッシュブラウンを使っています。
なぜアッシュブラウンかというと、私の地毛が真っ黒ではないから。
なりたい髪色に合わせるよりも、地毛の色に寄せた方が扱いやすく、根元がのびても自然な仕上がりになるからです。
もし明るめの髪色を楽しみたいなら、定期的に髪を明るく染めている人には明るめのカラーも選択肢としてありです。
ただし普段から髪を染めていない場合は、地毛に合わせた暗めのカラーを選ぶ方が失敗が少なくなります。
注意したいのは、カラートリートメントをした後白髪染めやおしゃれ染めをしたい場合です。
次は美容院でカラーをしようと考えているなら、カラートリートメントはあまりおすすめできません。
カラートリートメントが髪に残っていると、他の染料の入りが悪くなったり、思った色にならなかったりすることがあるため、間をあける必要が出てきます。
カラートリートメントは、地毛の色を活かしたうえで髪へのダメージを最小限に抑えて白髪染めしたい人向けです。
染める間隔を気にせず使える
市販の白髪染めをしていたころは、髪や頭皮ダメージの関係で染める間隔を気にしなければなりませんでした。
染めた直後の1週間目は、どの角度から見られても平気な無敵の気分。でも、2週間も経つと根元に白髪が目立ち始め、だんだん威勢がなくなっていくんです。結局3週間持たずに「もう無理!」となり染め直す…そんな繰り返しでした。
それが白髪染めトリートメントに変えてからは、気持ちがすごくラクになりました。
色落ちが気になったら、期間を気にせずすぐ使えるというのは本当に大きなメリットです。
最初の頃は少し色が落ちただけでも気になって頻繁に使っていましたが、最近だと「まあ、ちょっと落ちたくらいならいいか」と思えるようになりました。
自分でも「成長したな、私」と感じる瞬間です。
頻繁に使えるというと「手間が増える」と感じる人もいるかもしれませんが、不思議と負担に感じません。
負担感がないのは白髪染めトリートメントの香りに癒されるから。
普通の白髪染めって、どうしても独特のツンとした匂いがあって、それがストレスだったんですよね。
でも白髪染めトリートメントは使うたびに「いい香り〜」とリラックスできる。
白髪染めしていると、普通甘い爽やかな香りってしないけど、白髪染めトリートメント使ってたら当たり前のことになるんですよ。
これ、長年市販の白髪染めを使ってきた人には結構な衝撃だと思います。
白髪を染めながら、まるでヘアケアをしているかのような心地よさを味わえるんです。
これなら頻繁に使うことも全然苦じゃないし、むしろちょっとした贅沢な時間ですよ。
自然な黒髪はプライスレス
私がカラートリートメントを使って感じた一番のメリットは、自然な黒髪に近づいたことです。
地毛となじむカラーを使いつづけていたら、根元のあたりが透明感のある黒髪に見えるようになりました。
正直、これまでは自然な黒髪なんて意識したことがなかったんです。物心ついたころから漆黒に近い髪色に染めていました。幸い「黒髪が似合ってるね」と言われることが多かったので、特に気にしていませんでした。でもカラートリートメントを1ヶ月ほど使い続けてみて、改めて「自然な黒髪ってこういうことか!」と分かったんです。
以前は毛先になるにつれ真っ黒で根元あたりはこげ茶という地毛とのなじみ方が気になっていました。
でも、カラートリートメントを使い始めてから、その境目が目立たなくなり、しだいに自然な色味になってきたんです。
まさに透明感のある黒髪を手に入れた気分。これには驚き&感動!
白髪染めをしていたころは、染めた直後のツヤはあっても、2週間目くらいには髪がバサついてまとまりがなくなるボソボソ期が必ずありました。
根元の白髪がちらつき始めると、ほんとストレスが大きかったです。
今ではそのストレスもずいぶん減り、髪全体がいつもきれいに見えるので心の余裕も違います。
カラートリートメントに移行して後悔はないのか?
今のところ後悔はしていません。まぁ、80%くらいは、ですが。
使い始めた頃は「これで本当に大丈夫なのかな?」という迷いがありました。どうしても白髪染めのカバー力と比べてしまうんですよね。頭では「カラートリートメントは徐々に染まるもの」と理解しているはずなのに、最初は納得しきれない自分がいました。
それでも白髪染めに戻らなかったのは、白髪のある自分と向かい合うのが嫌で嫌で。
髪を切ったときにやめてよかったと実感できた
カラートリートメントに移行してからは、自分の髪が少しずつ白髪染めしていない部分になっていきます。
のびた毛先を美容院で切ると、新しい自分になっている感覚がわいてきて、ちょっとうれしい気分。
今までは白髪染めしていて、切ってもさらに白髪染めでカバーして…で、地毛がきれいになる余地なんてゼロだったから。
今は切った髪の束を見ると、それがかつて必死に染めていた白髪だったんだなと思い、ちょっとした感慨深さを感じます。
長年の白髪染めも、私にとっては意味のある行為だったんだな、と。
あの時期があったからこそ、今の肩の力がぬけた私があると思えます。
白髪を染めるのをすっぱりとやめる勇気はまだない
白髪染めからカラートリートメントに移行できたものの、髪を染める行為自体をやめる勇気はまだ持てていません。
今染めるのをやめた場合、まだ黒髪の方が多いので理想のグレイヘアまではいかないでしょう。
白髪に合わせるならブリーチ必須だし、1回で終わりとはならないでしょうし、美容院のお世話になる可能性大です。
あえて白髪交じりでいくスタイルもありかもしれませんが、そこまでのメンタルは持ちあわせておりません…。
完全に白髪染めをやめるには時間がかかりそうです。
とはいえ少しずつやめどきを考えています。
髪の半分くらいが白髪になったらそれを考えるのか、それとももっと白髪が増えてから決断するのか。
もしこの段階で完全に白髪染めをやめると、地毛になるまでにはショートの場合、2年くらいかかると言われていて、それに耐えられるかがネックになりそう。
中途半端な白髪の量と、中途半端に伸びた状態を受け入れながら、それを一切染めずに過ごせるのか、そこが私の次の試練かな。
ひとまずは白髪染めした髪の範囲がなくなるまで、カラートリートメントのみでやっていこうと思います。
カラートリートメントに迷いがあるなら
白髪染めを使っていた人がカラートリートメントで満足するかどうかは、はっきりいって商品との相性。これにつきます。
万人受けする商品なんてないように、カラートリートメントも同じことが言えます。
じゃぁ白髪染めでいいやと以前の私のように思っているなら、ちょっと待ってください。
白髪染めは白髪を隠してくれる…ただ、それだけ
今までは白髪を隠せていたらそれで満足していました。
カラートリートメントに移行した今では、髪が傷まなくなって、うるおいが戻り、ゴワゴワした状態がなくなりました。
1ヶ月目にして思いがけない変化を実感できたことが、今の自分には大きな喜びとなっています。
こうして考えてみると、白髪を隠すことで色んなものを手放していたんだなと気づいたんです。
長い間染めることが習慣になっていたので、ツヤのない髪が自分の本来の髪質だと思ってました。
もっと早く気づいていればと思うけれど、でもこれが私にとっての最適なタイミングだったのかもしれません。
白髪染めがベストアンサーというわけでもない
白髪染めをやめる決断をすっぱりとできるなら、それに越したことはありません。
髪に負担がなく、染める手間もなくなり、お金もかからないというメリットだらけです。
頭で分かっていても、気持ちがついていかないこともあります。それが当然の感情です。
私も髪に良くないと分かっていながらも使わないわけにはいかなかったから。
その気持ちは十分に分かります。
でも白髪染めのやめどきって待っていても来るものではありません。
どこかのタイミングで自分が線引きしなきゃいけないんですよ。
勇気のいることって心の負担感がありますよね。これ以上面倒ごと増やさないで~!って感じ。
今白髪染めが手放せない状態になっているなら、他の選択肢を自分に与えてあげることも考えてみてはいかがでしょうか。
白髪染めをやめてカラートリートメントユーザーに 心境の変化とメリットデメリットを語るまとめ
実際に使ってみて感じたのは、思ったよりよかったということです。
何か上から目線になってますが…自分の中で白髪染めトリートメントに対する評価がどれだけ低かったのか(笑)
まぁそれだけ白髪染めに依存していたんだなと、改めて思い知らされました。
頭では分かっていても、体験してみないといろんな感情が生まれてこないものですよね。
というわけで、これからも引き続き使ってみようと思っています。
もちろんいい感情だらけになることを願って!