白髪用カラートリートメントは、白髪染めを使っている人ほどやめた方がいい
「え、どういうこと?」って思った人は必見!
髪にやさしくて、白髪が染まる。いい香りもする。そんな耳あたりのいいことを聞くと、気になってくるのも当然です。
いいことずくめの白髪用カラートリートメントですが、安易に切り替えると、
- 全然染まらない
- 手もお風呂場も汚れる
- 最悪、美容院で失敗された
って後悔する人が後をたちません。なぜこんなに評価が真っ二つに分かれるのか?
それはあなたが信じているメリットの裏側に、予想以上に面倒な落とし穴が隠れているから。
この記事では、あなたが失敗する前に知っておくべき3つの真実を、元白髪染めユーザーの私(素人)の実体験を交えながら解説します。
カラートリートメントに手を出すべきか、やめるべきか。迷いを断ち切るヒントが、ここにありますよ。
白髪染めに不満がないならカラートリートメントを使うメリットはあまりない
もともと白髪染めが使えない人向けの商品だから
カラートリートメントのうたい文句、魅力的ですよね。
- いい香りがする
- 気になったらいつでも使える
- 髪や頭皮にやさしい成分ばかりで作ってます
発売当初のカラートリートメントは、正直全然染まらないというイメージが強かったと思います。それでも世の中から消えずに残ったのは、体質の問題でやむをえず使わないといけない人がいたからです。
白髪を染めるのを諦めたくない、でも体に負担をかけられない。そうした切実な思いがあったからこそ、白髪染めカラートリートメントの質がよくなっていったのだと思います。
一方白髪染めは、白髪を染めるという点においては、超強力なアイテムです。アレルギーはなくて、白髪をしっかり染めたい人には、これ以上の選択肢はありません。
こういうタイプの人が、髪にやさしいからとか、いい香りで白髪も染めたいってだけで白髪染めカラートリートメントに手を出すと、わりと高確率で挫折します。

白髪染めユーザーとしては、白髪染めのメリットはそのままで、カラートリートメントのメリットも両方が手に入ると思ってしまうんですね。
白髪染めカラートリートメントは白髪染めの役割もありますが、白髪染めと同じではありません。まるでいいとこどりをしてメリットが増えたように見えますが、デメリットが減るわけではないからです。
だいたい説明書き通りにいかないから
- 放置時間5分でOK!
- 素手で使えます
普段白髪染めを使っていたら、こんなの夢のような話じゃないですか。
みんな素直にそれでやるんですよ、最初は。で、打ちのめされる。パッケージの説明書き通りやったけどダメだった。私は成功を許されない側なんだって気分になる。
前提として、白髪染めカラートリートメントは説明書き通りにはいきません。放置時間5分は、プラス数分くらいでようやくって感じのものが大半です。
そもそも髪に色をつける前提の商品なのに、都合よく手にはつかないって、冷静に考えたら変じゃないですか。
洗い流したあとの水滴にも油断ができません。うっすら筋になって色残りするくらいですから。だからこそ髪に色がついてくれるんですけどね。

恐れずに言うと、説明書きはちょっと話盛ってるなくらいにとらえておきましょう。きっかり5分で満足できなかったからって、自分にはダメなんだと深刻になる必要はありません。
自分は人より髪質がしっかりしているんだ!とポジティブにとらえておくくらいでちょうどいいです(あえてここでは剛毛とは言わない笑)。むしろ髪質がよすぎて何が悪いくらいの気持ちでいきましょう。
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美容院での施術に影響が出る場合があるから
ふだん白髪のことを調べるので、美容師さんがカラートリートメントについて言っている記事によく出くわすんですよ。
みなさんカラートリートメントは「できるだけやめてほしい」と口をそろえて言ってますね。理由は、美容院でのカラーやパーマが思い通りにならないことがあるから。
中には申告してくれたら、カラートリートメントは全然かまわないって美容師さんもいます。だって美容院のカラーのつなぎでも使えるのが、カラートリートメントのよさですからね。

このように説明書きにも、施術の1週間前には使用を控えるように書いてあるものもあります。

でも許容派の美容師さんも、あくまでつなぎとしての使用を想定しています。メインでガッツリ使っても問題なしとするケースは、ほとんど見かけませんでした。
それくらいセルフでカラートリートメントを使っている履歴は、美容師さんにとっては、実態のわからないブラックボックスなんでしょう。
お客さんも正直にこと細かく話してくれるとは限りませんし、事実を隠されて施術して、思い通りになりませんでした、って困りますよね。美容師さんが嫌がる理由もわかる気はします。
お金を出してプロの施術を受けるんだから、イメージ通りになってほしいですもんね。
白髪染めカラートリートメント、得しやすいのは「冒険しない人」です
特に暗い髪で、普段カットしかしない、ヘアスタイルは冒険しない人は成功確率は上がります。おめでとう。
あえてわかりやすく、【冒険しない】と書きました。他意はありません。私もそのタイプですので。
私は普段アッシュブラウンのカラートリートメントを愛用していますが、一時期興味本位で別のカラーも使っていました。下のカラーイメージだと、モカブラウンですね。

カラーイメージの差はそれほどなさそうですが、ちょっと色が明るいだけでも印象は変わります。


黒髪にはやはり暗めの色がしっくりきます。仕上がりも、色持ちも満足。
明るめだと色抜けの早さが気になりました。このころは毎日のようにカラートリートメントを使い続けても色持ちに満足できず、ずっと髪色を気にしていたのを覚えています。
カラートリートメントは手間はかかっても、かかりすぎるのは違うと思うのです。特別な理由がない限り、使うメリットなんてありません。そうなったら白髪染めに戻った方がずっとマシですから。
まとめ
通常の白髪染めに特に不満がない限り、カラートリートメントは無理して使わなくてもいいというのが私の意見です。
私は今のところ目に見えるアレルギーはないのですが、白髪染めカラートリートメントに移行しました。ニオイに呼吸困難になったことがあるからです。

苦しい思いをしないと重い腰をあげられない自分がイヤになりますが(笑)
でも結果オーライでした。もともと黒髪でいた&ヘアスタイルにほとんど変化がないことで、白髪ケアがずいぶんと楽になりました。こういった人は白髪染めカラートリートメントと相性がいいと思います。
そもそもカラートリートメントは、白髪染め(ジアミンカラー)が使えない人向けの商品だということを心にとめておきましょう。
その特性上、染める力はマイルドです。目的は染めて隠すことよりも、白髪を目立たなくすることにフォーカスしています。
- 通常の白髪染めに不満がない人:すでに白髪をしっかり隠せるという、高い満足度の位置にいる。そこにカラートリートメントを使うと、物足りなさを感じやすい。結果、使わない方がよいとなる。
- 白髪染めが使えない人:満足度ゼロに近い状態からの評価になる。白髪染め以外で白髪が目立たなくなることが画期的で、あってよかったと思える。満足度は上がりやすい。
あなたはどうでしょうか。今どっちの立ち位置にいますか?
もし白髪染めカラートリートメントを使う機会があったら、この記事の内容を思い出してもらえるとうれしいです。
ところで話は変わりますが、あなたがきっちり白髪を隠すことに疲れているなら、こんな記事はいかがでしょうか。