いよいよ白髪染めじゃないと手に負えないと、一気に年を取ったようなちょっと複雑な気持ちに…。

でも心配しないで。実は多くの女性が30代から白髪染めを始めているんですよ。
女性100人に独自アンケートした結果なんですが、意外と早いと感じましたか? 今回は「何歳から始めてる?」だけでなく、「どうして染めるのか?」「白髪に対するイメージ」なんかも調査しちゃいました!
ちなみに私はアラフォーですが、子どものころから白髪染めをしていたというレアケース。人生80年のこの時代、30代から白髪染めでも私にとってはうらやましく思います。
アンケートの内容も気にしつつ、気軽に読んでみてくださいね。
- 一般的に女性が白髪染めをいつから始めているのかが分かる
- 女性の白髪に対するイメージが分かる
- 白髪染め以外で白髪ケアする方法の実態が分かる
女性のファーストグレイ(白髪染め)は30~40代がボリュームゾーン

意外と自宅派が多い
アンケート結果を見ると、自宅で白髪対策をしている人が意外と多いことが分かります。

内訳もこの通り、悩みに特徴が出ています。

美容院での白髪染めと、それ以外の白髪対策を選ぶ人の数にあまり差がないのは、プロに任せれば、どちらの方法でも満足のいく仕上がりになるからでしょう。実際アンケートでは「色ムラになる」という悩みはゼロでした。
美容院での白髪染めは定期的に通うとなると、仕上がりの満足度とコストのバランスに悩む人がやはり多いです。

美容院でケアしても「色持ちがよくない」という声が多く意外でした。プロの技術をもってしても色持ちの問題は避けては通れないんですね。
白髪染めの頻度は月1回が最多

白髪ケアする大半の人が月1回ですが、月2回以上白髪染めする人はセルフ派で8人もいました。

私もかつてはそうでしたが、髪や頭皮によくないと分かっていても止められない。気軽にできる分、歯止めがかけにくいんですよ。
市販の白髪染めは美容院より安く済みますが、その分色がきれいに入らなかったり、色持ちが悪いことを悩みにあげる人が見られました。
こうなると白髪染めも月1回では済まなくなり、「美容院よりお手軽なはずが、かえって手間がかかっている」とコスパに不満を感じる人がいてもおかしくはありません。
白髪=老化?アンケートから読めること
今回アンケートが選択式だったので、一人ひとりの白髪に対するくわしい思いは聞けなかったのですが、アンケート結果から「実はみんなひそかにこう思っているんじゃないかな?」ということを考察してみました。
グレイヘアはまだまだ少数派
最近では白髪をそのまま活かすグレイヘアと言い方を変えて、楽しむ人も出てきましたね。
ならアンケートでは…というと、まだまだネガティブなイメージが多数。自然体である、落ち着きを感じる、おしゃれで素敵という意見もありましたが、少数派と言う結果に。なかなか現実は厳しいですね。

自分が白髪のままでいるとなると抵抗を感じるという人は約90%に。私もまだ染めないままでいるのは抵抗があるので、気持ちはよーく分かります。女心は複雑です。

「髪」は口ほどにものを言う
あなたは人の年齢を判断するとき、どこを見ていますか?
顔や体型、着ている服、話し方など、さまざまな要素がありますが、パッと目につきやすく、判断しやすいのは白髪が目立つかどうかではないでしょうか。
とは言え、判断材料はなにも白髪だけではないはずです。
こうした髪の状態も、見た目年齢を判断するポイントになりますよね。
アンケートでは、多くの人が白髪染めする理由を身だしなみとしてとらえていることがわかりました。次いで人の目線が気になるという意見に。

年齢が出やすいからこそ、「白髪があると、さらにだらしなく老けて見える」という意識があるのかもしれません。
目は口ほどにものを言うとはいいますが、髪もそうだと感じます。
あれこれ手は回らない。だから染める。
白髪をそのまま活かすスタイリングは実際にやってみると想像以上に難しいものです。もう髪だけの問題ではなく、服装やメイクなどトータルコーディネートになってきます。
いっそのこと全白髪になってくれた方がどんなにラクか。
髪の状態は、見た目年齢を決める要素のひとつに過ぎませんが、軽視できるものでもありません。
シワやたるみはメイクだけで完全にカバーするのが難しいですが、幸いにも白髪は染めることで簡単にイメージを変えられます。

歯を磨く、顔を洗う、メイクをするように、白髪を染めることも日常生活の一部になっているのではないでしょうか。染めて理想の自分になれるなら、こんなに簡単なことはありません。
白髪染めっていつから始めるべき?
ハッキリとした基準は基本的にありませんが、こんな不便を感じたら白髪染めを検討してみてはいかがでしょうか。
おしゃれ染めで満足できなくなったら
私は子どもの頃から白髪が多く、長年白髪染めを使用してきました。
高校時代、軽い気持ちでアッシュブラウンのおしゃれ染めをセルフで使ったら大失敗した経験があります。
根元だけ超明るいブラウン、黒染めしていた部分には全く色が入らず、まさかの逆プリン状態…!
慌てて黒染めし直しましたが、あの衝撃は忘れられません。
思い通りの色にはならないし、髪は2回染めで痛むしで、おしゃれ染めを諦めた瞬間でした。
こんな極端な例は少ないかもしれませんが、白髪をしっかりカバーしたいなら、おしゃれ染めよりも白髪染めの方が満足できる仕上がりになることは間違いありません。
ヘアスタイルが限定されてきたら
白髪が多い場所によっては、できるヘアスタイルが限られてしまうこともあります。
例えば髪の内部に白髪が多い場合、ハーフアップや編み込みにすると白髪が目立ってしまいます。
トップに白髪が多い場合、センター分けスタイルは勇気がいるはずです。
せっかくのおしゃれなヘアスタイルも、白髪がチラつくことで、楽しめなくなってしまいます。
白髪染め以外で白髪をカバーする方法ってぶっちゃけどう?
白髪を隠すには白髪染めが一般的ですが、他の解決方法も見てみましょう。
白髪を根元近くで切るのは少ないうちは最適
メリット | 染めずにすむので、髪のダメージを心配する必要がない |
デメリット | 伸びてきたらこまめなカットが必要 場所によってはセルフで切るのが難しい |
こんな人に おすすめ | 白髪の量が少ない人 |
白髪が目立つ部分だけを短くすることで、1本1本抜くよりは手間がかからず、髪を傷める心配もなし。
理想のケア方法ですが、白髪の量が多いとまったくもって意味をなしません。
私も子どものころ、「抜いたら黒髪が生えてくるかも?」と期待して、トップの白髪をせっせと抜いていた時期がありました。(無知は恐ろしい…)
結果は散々。
最悪の場合、ダメージで髪自体が生えてこなくなることもあると後で知り、このときほど剛毛多毛でよかったと安心したことはありません。
量が多いならキッパリと染める方にシフトしましょう。抜くのはダメ、ゼッタイ。
ハイライトなどは当然お金がかかる
メリット | 明るい色でも白髪をうまく隠せる |
デメリット | 基本美容院での施術が必要(セルフは難しい) 染め続けるための費用がかさむ |
こんな人に おすすめ | 明るい髪色が好きな人 ヘアスタイルに変化をつけたい人 |
白髪の量が増えてくると、明るめの白髪染めは色浮きしやすいというデメリットがあります。
白髪をしっかり隠したいなら、基本的に暗めの色の方が馴染みやすいですが、暗い髪色が似合わない人や、そもそも好みじゃない人にとっては微妙な手段なんですよね。
ハイライトや白髪ぼかしとかは白髪に近い色にしてくれるのでいいなぁと思いました。
- 白髪の量に関係なく、自然な仕上がりにしてくれる
- 髪色のレパートリーが広がる
- 脱色して明るいカラーを入れるから、色落ちしても目立ちにくい
とはいえ、美容院派の最大の悩みはコスト。
アンケートでもお金がかかることが一番のネックでした。黒染めしていると1回ではいきなり明るくならないですしね。
ただプロがやってくれる分、仕上がりはずっといいのも事実。「おしゃれも楽しみたい!」という人にとっては、必要経費と割り切る覚悟も必要ですね。
白髪染めシャンプーやトリートメントを使う
メリット | 髪へのダメージが白髪染めより少ない いい匂いのものが多い |
デメリット | 1回で色が入りにくく色持ちがよくない 高価(3000円~5000円が相場) |
こんな人に おすすめ | 染める間隔を気にせず使いたい人 白髪が気になったらセルフですぐ染めたい人 |
私自身、白髪染めのツンとしたニオイが苦手で、白髪染めトリートメントに移行しました。特に目に染みるような刺激がどうしてもダメで…。
それまでは、月に2回は白髪染めしていたほど白髪の根元が気になって仕方なかったのですが、トリートメントに変えてからは、白髪染めとほぼ変わらない仕上がりで満足しています。

アンケート結果では、白髪ぼかしなどのセルフ派は6人中3人が月1回で済んでいるのに対して、残りの3人は月2回以上使用。このことからも色持ちのよくない手間がかかるものという特徴がうかがえます。
最近の白髪染めトリートメントは、1回数分でそれなりに染まるものや、色持ちのいいものも増えています。とはいえすぐに染まるものではないので、気長にトライ&エラーできないと、思った以上に染まらないことにイライラしてしまうかも。

白髪染めレベルの仕上がりを期待して使うとギャップにガッカリするかも。
白髪染めよりも使い心地はいいものが多いので、自分に合うものを見つけられるかがポイントです。
女性の白髪染めはいつから始める?のまとめ
多くの女性が白髪染めを始めるのは30~40代が最多!
- 約半数が「身だしなみのため」に白髪染めをする
- 次いで「人の目線が気になるから」が多い
- 約90%の女性が「白髪のままでいることに抵抗がある」
- 白髪の人に対するイメージで最多だったのは「老けて見える」
とまぁ、まだまだグレイヘアは少数派です。
白髪染めを始めるタイミングは人それぞれですが、こんな時に検討してみてはいかがでしょうか?
- 白髪が増えておしゃれ染めでカバーしきれない
- ヘアスタイルの自由度が下がってきた
などのタイミングでやるのがちょうどいいのでは?「え、なんだこんなもんか」って、意外とあっさり馴染むかもしれません。
- 白髪を短く切る(量が多いとキリがない)
- ハイライトでぼかす(当然お金がかかる)
- 白髪染めトリートメントを使う(しっかりは染まりにくい)
白髪ケアにはこれがベスト!という正解がないので、悩む人が多いのでしょう。私も悩みながらいろんな方法を模索してきましたから。

マイノリティとはいえ、「グレイヘアもアリだよね」という価値観も出てきました。
一昔前は「美魔女ブーム」で、アンチエイジングが流行ってましたね。それが今や「自然体も悪くない」なんて言われるようになっちゃって。
目まぐるしく変わる価値観ですが、本来30代、40代なら白髪があっても別におかしくない年代のはずなんですよ。
加齢をもっとカジュアルに受け入れる人が増えれば、「30,40代ならだんぜん白髪は染めたほうがいい」という意識もゆるんでいくのかなと思います。
仕方なく染めるしかないより、納得して解決する方法を見つけた方が気持ちも楽になりますよね、きっと。
髪の印象は思っている以上に年齢イメージを左右するもの。だからこそ「白髪をどうするか?」は、多くの人にとって悩みの種なのかもしれません。